あやまほし

観劇・体験レポとエッセイ

にたものメロディ

私は音楽が好きだ。

小さい子供がいる家庭なら、車の中でのBGMは童謡や、「おかあさんといっしょ」で歌われているような曲をかけそうなものだが、私の両親はMr.Childrenサザンオールスターズなど、自分たちの好きな曲をかけていた。

その事を今となってはめちゃくちゃ感謝しているし、大正解だったよ!という思いが、新しい曲を知り、好きな曲が増えるたびに増す。

 

両親のミスチル英才教育の甲斐あって、2歳にして1番好きな曲はMr.ChildrenCROSS ROADだった。当時の私はサビ終盤の「♪Wow yes」というフレーズが「わげしゅ」と聞こえ、私は「わげしゅやってー!」というが両親は何のことか分からず、CROSS ROADを流した時に私が「わげしゅ!わげしゅ!」と騒ぎ出したので判明したらしい。

それ以来、「わげしゅ」は我が家の人間だけに通じるCROSS ROADの代名詞となった。

こういう、その家族だけにしかわからない言葉ができるのってすごく好き。世界で最も暖かな偶然の産物だと思う。

「わげしゅ」は20年以上経った今でも1番好きな曲だ。

 

「三つ子の魂百まで」というが、それは音楽的嗜好においても通用すると思う。

私は幼い頃からミスチルaikoを聴いて育ってきたから、後々ジャズやブラックミュージックを良いと感じるようになったのだと思う。

ブラックミュージックを好きになったのは星野源を聴くようになったからだが、そもそも星野源の楽曲を好きになったのはミスチルaikoを聴いてきたからだと思う。

これを"音楽的孫引き"と言ってもいいかな。笑

 

私は安室奈美恵浜崎あゆみを通って来なかったから、湘南の風やEXILEは好んで聞かない。

この文章に対する因果関係へのマジレスは別として、なんとなくそういうことだ。そして、このことを良いとか悪いとか言っているわけでなく、ただの事象として固有名詞を挙げたまでである。

 

幼少期に父親の好きな音楽を聴いてきたので、初めて買ったCDは、当時見に行った映画の主題歌だったということもあるが、山下達郎の「ジュブナイルのテーマ」だったし、大学生になってからは聖子ちゃんも聴くようになった。

40年前の楽曲が、とてつもなく新鮮に感じられた。

 

そして私はアニメ・声優・アイドルと、今でこそ市民権を得てきているが、いわゆる"ヲタク"と呼ばれるようなジャンルの楽曲を聴き漁るようになる。

その中で、「これ自分しか分からないんじゃないか?」というような、"この曲とこの曲似てる!" を気付けるようになった。

 

例えば、声優戸松遥さんの「No.1Girl」と少年隊の「ロマンチックタイム」。

この2曲、曲の感じがとても似てる。

 

これだけ音楽好きをアピールしといて自分には音楽知識が全くないので「感じが似てる」としか表せられないことに絶望/(^o^)\

 

こういうのを見つけてくるのは上手いと思うから、それを音楽ジャンル・理論的に説明してくれないかなあ! と何とも他人任せな願望を持っている。

 

"似てる"感じを分かる方、お待ちしております(笑)