あやまほし

観劇・体験レポとエッセイ

嘘を売り物にしています

人間も日々軽微な修正を行っていかないとね。自分のエンジニアは自分だけ。「自分の心にねじを巻けるのは、自分だけ」っていう柚木麻子の小説『ねじまき片想い』の一節が大好き。

愛はお金で買えるか否か論争の決着は"愛にも種類がある"だと思う。当方二代目でもクリスチャンでも無いですけど。当方ってなんだよチケツイでしか見たことないわ初めて使ったわ。

お金で買える類の愛もあるし、愛はエナジーだから色恋だけじゃないんだよなあ。究極の前払いというか一種の賭けである舞台やライブのチケットは、エンターテインメントという愛を買うということ。お金を払ってお金では得られない感情・経験を得る権利を得る。演劇は作りもののウソなのに、劇場で心が激しく動いたり本気で笑ったりできたことはホンモノで真なんだよなあ。

だから、堂々と私の嘘を買ってほしい。愛をお金で買っている自分を自分で認めてあげてほしい。そして私の愛をタダで得ようとしないでほしい。お金を出して買ってでも得たいと思っている私の愛はタダで身につけたものではないから。

損得勘定抜きでとかメリットデメリットじゃないでしょとか言う奴嫌い。一緒にいて楽・素でいられるもしくは"努力やアップデートをしようとしていないままの自分を責められないでいられる"というメリットを得ているんだよ。App storeを開けばちょっと見ない間にびっくりするぐらいの数のアップデート待ちアプリが溜まっている。そのぐらいの進化を人間だってできるはず。自分の感情をもっと解剖しなさい。

心ポッカリ病。必死になって探している人は力みが感じられて近づこうなんて思えないなんて事は分かってはいるんだけど、そうなれる方法や技術が分からない。諦められない。やっぱりまだ私は人と比べて人を見下してしか生きられないのかなあ。だってあの時はあのままじゃ自分で自分を否定してしまいそうだったから。生きるために、自分で自分を肯定するために防衛反応的に導き出した矜持が今生きる妨げになってるのは何のバグ?はいはいバグもバグじゃないかもしれないし自分でしか修正できないってのも分かってるよ。プログラミング書き換えて、乗り越えられる自分だけの言語を見つけようとするのはしんどいけど向き合ってみるよ。サボりは悪いことじゃない!重大なメンテナンス期間ってことにして明るいうちにお風呂入って21時から13時間ぐらい寝ちゃおっと。

部屋にお花を置くようになった。明日は換気扇フィルターやっつけよう。