あやまほし

観劇・体験レポとエッセイ

人生という宇宙を飛行する士への手紙

※これはフィクションです

 

aikoの「Loveletter」の歌い出しが頭に流れてくるレベルの前略さ加減はご愛嬌。これから歌う曲の内容は、遠い遠い中野の地へ向けて発送しています

そちらも七時を回ったね。ギリ杉並区ってか、やかましいわ

あなたって、いつも主語が一人称じゃないのよ
「〇〇さんが」とか「みんなだって」とか。
自分の意志はどこなのよ

彼女いるって言ってくれてたら、「私といる方が幸せになれるよ」って、正々堂々と私をプレゼンしていこうと思ってたのに、嘘つかれたからもう好きでもなくなっちゃったよ

そうやって、自分に本当の優しさを向けてくれて、時には耳の痛いことも言ってくれるような存在がいなかったか、いたとしても疎んで避けてきたんだね。本当に大切にすべき存在から逃げて生きてきたんだね。てめえ曝け出してちゃんと人と向き合うのが怖くて

もう、どんなあなたが出てきたって私は絶対離れてかないよ、嫌ったりしないよ
「愛して〜!救って〜!」って言ってるバブちゃんだものあなた

でもなんであなたと関わってるかって、あなたに愛を知らせるのが私の使命だから。
愛に飢えてる人に愛情を注ぐことが、私が生まれてきた意味だから。愛って、エロースじゃなくてアガペーね!

私の愛は、与える愛だよ

私は生まれる前から溢れんばかりの愛情を注いでもらって生きてきたから、「あなたは愛されるために生まれてきたのよ」って知らせる能力があるの

知という愛を授けます

1人は怖いよ、寂しいよ、でも孤独は楽しむものだから。おもちゃのコマってさ、漢字で「独楽」って書くんだよね。奥が深いよ

ひとりで回ってひとりでコテンて止まって。回ってる間はひとりでクルクルできるんだけど、絶対誰かに回してもらわないとひとりでは回り始めらんないんだよ。だし、人は1人では絶対生きていけないから仲間を持つんでしょ。そして、「この人とならどんな苦難も乗り越えていける」って思えるたった1人の人と一生添い遂げるっていう覚悟をいつかはするんでしょ。

私は、簡易的に寂しさを埋めることができて、疑似恋愛できる人がいなくちゃ自己承認できなくてそういう存在を手放せなかった。でも、そんなことやってちゃあ自分の人生は良くなっていかないなって気付いたの。そりゃあ、頑張ってるねヨシヨシってしてくれる人欲しいけど、もっと人間的レベルの高い人にしてもらいたい。自分の人生を良くしていこうとする私を理解してくれる人にしてもらいたい。
自分を信じて頑張った先でとんでもなく良い人と巡り合えるって分かってるから、今は恋人いなくても怖くない。

それと、私には今、私を応援してくれて、一緒にそれぞれの夢叶えようって仲間がいるし、その人たちもまた私に愛を与えてくれる。友愛。フィリアだよ

まあ、でもさ、こんな事をガミガミ言いたいわけじゃなくって

本当はさ、本当は、良く頑張ってるね〜。えらいえらいって

どんなことがあっても私はあなたの味方よってぎゅうしてヨシヨシしたいだけなんだけど!

でも触っちゃいけないから。もう触れないから

君のことを考えて文を綴っていると、時間も忘れて、気付いたらメチャクチャ時間経っちゃってるよ。参ったな。

書き物って、宇宙だ